ChatGPTの「My Pet」機能とは?カスタムAIペットを友達と共有する新機能を解説

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OpenAIが「My Pet」機能に新しいアップデートを追加しました。ChatGPT web上で作成したカスタムAIペットを、シェアリンクで友人や同僚に送って「引き取り」してもらえるようになっています。「ゲームみたいな話で自分には関係ない」と思った方こそ、この機能が示すAIの使われ方のシフトを知っておく価値があります。この記事では、My Pet機能の概要から、30〜40代の会社員がこれをどう受け止めればいいかまでを整理します。

目次

My Pet機能とは何か

記事内図解

ChatGPTの「My Pet」は、ユーザーが自分だけのAIキャラクター(ペット)をカスタマイズして育てられる機能です。名前や見た目、性格のようなパラメーターを設定して、自分好みのAIエージェントを作り上げるイメージに近いです。今回のアップデートで追加されたのは「シェアリンク」の生成機能で、作ったペットのリンクを誰かに送ると、その相手がそのペットを自分のChatGPTアカウントに「引き取る」ことができるようになりました。

これは単なる「かわいいおもちゃ」の話ではありません。GPTsのような「カスタムAIを他者と共有する」という流れが、よりカジュアルな形で一般ユーザーに広がっていることを意味します。以前は開発者やヘビーユーザーが使いこなしていたカスタムAIの共有が、リンクを送るだけで完結するようになった点が本質的な変化です。

シェアリンクで何が変わるか

これまでのChatGPT上でのカスタムAI共有は、GPTsのストアを通じた公開か、URLを直接共有するかのどちらかでした。My Petのシェアリンク機能は、その中間に位置する「クローズドな共有」の仕組みです。不特定多数に公開するわけではなく、リンクを持っている人だけが引き取れる設計になっています。

たとえば、社内の勉強会でAIに興味を持ち始めた同僚に「試しにこれ使ってみて」と送る使い方が考えられます。自分がカスタマイズしたペット、つまり特定の話し方や得意分野を設定したAIエージェントを、設定を説明しなくてもそのまま渡せるわけです。IT部門でなくても、営業や総務の担当者がチームメンバーにAIを「手渡す」ハードルが下がります。

OpenAIが「builders」(作る人)に向けて発信していることも注目点です。My Petを作って共有するという行為自体が、受け取る側だけでなく「渡す側」にもAIをカスタマイズする習慣をつけさせる設計になっています。

実際の使い方のイメージ

ChatGPT webを開いてMy Pet機能にアクセスし、ペットの名前や特徴を設定したあと、シェアリンクを生成するだけです。生成されたURLをSlackやLINEで送れば、受け取った相手はリンクを踏んで自分のアカウントにそのペットを追加できます。

具体的なシーンで考えると、たとえば40代のマーケティングマネージャーが「週次レポートの文章を整えるのが得意なペット」を作って、チームの若手メンバーに配布するような使い方が想定できます。毎回プロンプトを説明しなくても、ペットを渡すだけで同じ使い方が再現できるなら、業務の引き継ぎや標準化ツールとしての可能性があります。もちろん現時点ではエンタメ寄りの機能ですが、カスタムAIの「渡し方」が簡単になるほど、こうした業務活用への転用も起きやすくなります。

現時点でMy Pet機能はChatGPT webでのみ利用可能で、モバイルアプリでは対応していません。また、引き取ったペットがどの程度カスタマイズ可能なのか、元の作成者の設定がどこまで維持されるのかについては、今後の仕様公開を待つ必要があります。

カスタムAI共有の広がりをどう読むか

ChatGPTの使い方ガイドでも触れているように、ChatGPTはここ1〜2年で「汎用チャットツール」から「個人に合わせたAIエージェント」へと変化しています。My Petの共有機能はその延長線上にあり、「自分が作ったAIを他者に使ってもらう」という行為が日常化しつつあることを示しています。

下の表は、ChatGPT上でのカスタムAI共有手段を簡単に比較したものです。

共有手段 公開範囲 設定の引き継ぎ 操作の手軽さ
GPTsストア公開 不特定多数 あり 申請・審査が必要
GPTs URLシェア リンクを持つ人 あり やや手間がかかる
My Petシェアリンク リンクを持つ人 あり(引き取り形式) リンク生成だけ

GPTsストアへの公開は審査が必要で、ある程度の作り込みが求められます。一方、My Petのシェアリンクはその場でリンクを作って送るだけで完結します。「公開するほどではないが、誰かに使ってほしい」という中間のニーズを埋める設計です。

この流れは、AIの使い方が「自分だけで完結する」フェーズから「誰かと共有・受け渡しする」フェーズに移行しつつあることを示しています。AIリテラシーの高い人が周囲に「使えるAI」を渡すことで、組織全体の活用レベルが上がる可能性があります。

30〜40代の会社員が注目すべき理由

「自分はAIペットに興味がない」という方でも、この機能が示すトレンドには注目する価値があります。カスタムAIをリンク一本で渡せるようになるということは、AIの設定や使い方を「言語化して伝える」スキルが、今後ますます重要になることを意味します。

プロンプトの書き方ガイドでも解説しているように、AIに何をさせるかを明確に定義できる人が、チームの中で「AIを整備する人」として機能するようになります。My Petのようなカスタム共有機能が普及するほど、「いいAIを作って配れる人」の価値が上がります。30代の中間管理職や、40代のベテラン社員が「業務知識をAIに落とし込んで後輩に渡す」というシナリオは、決して遠い話ではありません。

また、こうした機能はChatGPT Plusプランでの提供が基本になることが多いため、職場のAIツール選定に関わっている方は、共有・配布機能の有無をプラン比較の軸に加えておくと判断材料が増えます。

まとめ

My Petのシェアリンク機能は、一見するとゲーム的なエンタメ機能です。ただ、その裏にある「カスタムAIを手軽に他者と共有できる」という変化は、職場でのAI活用のあり方に直結しています。自分が使うだけでなく、チームや同僚にAIを「渡す」ことが当たり前になったとき、あなたの職場で最初にそれができる人は誰になるでしょうか。

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