NotebookLMに「コレクション機能」が登場予定——複数ノートブックをまとめて整理できる新機能とは

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GoogleがNotebookLMに「コレクション」と呼ばれる新しい整理機能を開発中であることがわかりました。複数のノートブックをひとつのまとまりとして管理できるこの機能は、資料が増えるほど使い勝手が上がる仕組みです。この記事では、コレクション機能の概要と、実際の業務でどう使えるかを整理します。

目次

そもそもNotebookLMとは何をするツールか

記事内図解

NotebookLMは、Googleが提供するAIノートツールです。PDFや議事録、Webページなどのファイルをアップロードすると、その中身をAIが読み込んで質問に答えてくれます。「この報告書のポイントは?」「この契約書に締切の記述はある?」といった問いに、ソースをもとに回答してくれるのが特徴です。ChatGPTのような汎用AIとは少し違い、「特定の資料に基づいて考える」用途に向いています。

使い始めると便利さがわかる一方で、使い続けているうちに問題が出てきます。ノートブックが増えすぎて、どこに何があるかわからなくなるのです。プロジェクトごと、案件ごとにノートブックを作ると、気づけば10個、20個と並んでいて、目的のものを見つけるだけで時間がかかります。この課題に対処するのが、今回開発中のコレクション機能です。

コレクション機能でできること

Googleが開発中のコレクション機能は、シンプルに言うと「ノートブックのフォルダ管理」です。これまで一覧に並ぶだけだったノートブックを、テーマやプロジェクト単位でグループにまとめられるようになります。

具体的には、複数のノートブックを一つのコレクションにまとめる形で整理できます。コレクションはNotebookLMのメインメニューに専用のタブとして表示される予定で、「コレクション」タブと「ノートブック」タブを切り替えながら使う設計になる見込みです。フォルダのような入れ物を作って、関連するノートブックを放り込んでいくイメージです。

加えて、もうひとつ注目したい点があります。現在NotebookLMのノートブックは、GeminiアプリのなかでもGemini Projectとして機能するようになっています。つまりNotebookLMで作ったノートブックは、Geminiからも参照できる。コレクション機能が加わることで、Geminiと連携しながらより体系的に情報を整理する環境が整ってくる可能性があります。ChatGPTの使い方ガイドでも取り上げているように、AIツールの使いこなしは「整理されたインプット」が土台になります。NotebookLMのコレクション機能は、まさにその土台を強化するものです。

ナレッジ管理ツールとの整理機能比較

「ノートブックをまとめる機能なんて、他のツールにもあるのでは」という感想は正しいです。ただ、何がどこまでできるかはツールによって異なります。現時点での各ツールの整理機能を比較すると、以下のような状況です。

ツール フォルダ・グループ整理 AIとの統合 ソース参照型の回答
NotebookLM(現在) なし(一覧のみ) Gemini連携あり
NotebookLM(コレクション後) あり(専用タブ) Gemini連携あり
Notion あり(ページ階層) AI機能あり(別途)
Google Drive あり(フォルダ) AIなし ×
Obsidian あり(フォルダ・タグ) プラグイン次第 ×

NotebookLMの強みはソース参照型の回答精度にあります。アップロードした資料の中身を読んで答えてくれるため、「ハルシネーション(AIが事実と異なることを答える現象)」が起きにくい。その強みを生かしたまま、整理機能が加わるのがコレクション機能の意味です。NotionやObsidianはノート管理としては優れていますが、「資料を読ませてAIに質問する」用途では設計思想が異なります。

30代の企画職が使うとこうなる

具体的な場面で考えてみます。たとえば新商品の企画業務を担当している30代の会社員がいたとします。競合調査レポート、社内ヒアリングの議事録、外部の市場調査データ、過去の企画書——これらをNotebookLMに読み込ませてノートブックを作ると、資料ごとに別々のノートブックが生まれます。さらに別の案件の資料も並行して管理していると、メニュー画面はノートブックで埋め尽くされます。

コレクション機能があれば、「新商品A企画」「既存商品改善」「競合調査まとめ」のようなまとまりで整理できます。案件が切り替わったとき、関係するノートブックをまとめて見渡せるようになる。ただし今時点では開発中の機能であり、リリース日や細かい仕様はまだ確定していません。使いたいと思っているなら、正式リリースを待つ段階です。

もうひとつ、別の使い方も考えられます。社内で勉強会や研修の資料を継続的に集めている40代のマネージャーが、部内の共有知識をNotebookLMで管理しているとします。「人事制度」「評価の考え方」「業界動向」のような単位でコレクションを作れば、メンバーへの情報共有の際に「このコレクションを見て」と案内しやすくなります。プロンプトの書き方ガイドでも整理しているように、AIを仕事で使いこなすには「何をどこに入れるか」という構造設計が先に必要です。コレクション機能はその構造を作る助けになります。

Gemini連携がこれからどう変わるか

もう少し先の話をします。現在NotebookLMのノートブックは、GeminiアプリのGemini Projectと統合されています。Gemini Projectとは、特定のプロジェクトに関連する情報をまとめてGeminiに記憶させる機能です。たとえば「A社向けの営業資料と過去のメール履歴をGemini Projectに入れておくと、Geminiがそれをふまえて回答してくれる」という使い方ができます。

NotebookLMのコレクション機能がこのGemini Project管理と連動するかどうかは、現時点では不明です。ただ両者の統合が進んでいるのは確かで、コレクション機能のリリース後に整理の方法がどう変わるかは注目しておく価値があります。特にGoogle Workspaceを日常的に使っている職場では、GmailやGoogle Driveとの連携も視野に入ってくるかもしれません。

まとめ

コレクション機能は地味に見えて、NotebookLMの実用性を大きく変える可能性があります。「便利なのはわかったけど、増えてきたら管理が面倒」という理由でNotebookLMの活用が止まっている人は少なくないはずで、その壁を取り除く機能だからです。整理できないツールは使われなくなる——その意味で、Googleがこのタイミングでフォルダ相当の機能を追加しようとしているのは、ユーザー定着を意識した動きと見ることができます。正式リリースのタイミングで、自分の業務フローに取り込めるか改めて確認してみてください。

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